
女性器の一部である小陰唇(しょういんしん)は、尿道や膣の入口にある、女性器にふたをするような役割を担っています。
この名称と、具体的な場所や形を知っている人は少なく、あまりその言葉を耳にすることも、実際に自分の目で見る事もありません。
デリケートな部分だけに他の人と比べる事もできず、「もしかして他の人よりも大きい?」「左右の大きさが違う?」…なんて疑問も持ちやすい部分なのです。
では、小陰唇の平均値はどれくらいなのでしょうか?
婦人科形成の医師に聞くと、その多くが平均的なサイズとしては、大陰唇から少し出る程度と言われます。大体1cmほどで、範囲としては5mm~2cmほどです。
最大で1.5cmの差があるだけに、それだけ個人差がある部位と言えます。しかし、大きさや形に明確な基準があるわけではないので、これも絶対とは言えないのが現状なのです。
では、なぜ小陰唇が大きくなってしまうのでしょうか?
一般的には加齢が原因と言われていますが、体質や遺伝など先天性な要因も大きく、理由は人それぞれです。
また、皮膚が薄く敏感な小陰唇は、下着やナプキンと擦れることで腫れて大きくなったり、ホルモンバランスの乱れによっても大きさが変化するようです。
つまり、小陰唇の大きさには個人差があり、大きさがある程度変化していくのは自然なことなのです。
しかし、左右の大きさが異なったり、あまりに肥大化し過ぎると、どうしても気になりますよね?ましてや、他の人の大きさと比べることもできないので、不安は募っていくばかりです。
デリケートな部分の問題なので誰かに相談するのも躊躇してしまいますが、コンプレックスを抱え込んだままでは、パートナーとの関係悪化や自己嫌悪に陥る危険もあります。
そこで、まず知っておいていただきたいのは、小陰唇で悩んでいる方は意外と多くいて、女性共通の悩みだということです。
婦人科のクリニックにはそういった問題を解決できる施術が取り揃えられていますので、一人で悩まず、専門医の先生に相談するのが一番の解決法です。
ひょっとしたら悩んでいた大きさも正常の範囲内かもしれませんし、大きさを調整したい場合は、小陰唇縮小手術で整えてもらうこともできます。